被占領地域

注意事項:アブハジア自治共和国と元南オセチア自治州は、この2地域を合わせるとジョージアの国土の約20%を占めている地域です。この地域は、観光先としては避けていただきたい地域となっております。現在ロシア軍の占拠下にあり、ジョージアの統治が及んでおりません。過去には紛争なども起きた地域であるため、安全管理の観点からも入域は避けてください。

ジョージアの北西に位置するアブハジア自治共和国は、黒海と大コーカサス山脈に挟まれ、昔から別荘地として有名な地域でした。長寿国のジョージアの中で最も長寿の人たちは、アブハジアに住んでいたといわれています。

ソ連時代には、クレムリンのエリートがアブハジアに別荘をもっていたこともあり、世界一広いソ連の中の最も高級なリゾート地でした。ソフミやガグラの美しいビーチ、世界一深い洞窟「クルベラ洞窟」やジョージアの最も深い湖が位置するなど、とても自然の豊かな地域です。

南オセチアは、中北部の地域で、

大コーカサスの南麓に位置し、豊かな自然や古い歴史を持つ地域です。ケリ湖(喉の湖)のトレッキングルートでは、エリスタヴィ貴族の宮殿を見学し、現地のワインや料理を楽しむトビリシからの日帰りツアーが人気でした。トビリシから約40kmの場所ですので、日帰りで行くことができましたが、現在はロシア軍の占領下にあるため、残念ながら観光をお勧めできない地域となっております。

安全に観光ができる日が訪れることをジョージア人も願っています。

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