洞窟住居の遺跡

洞穴住居の遺跡がジョージアにはいくつも残っており、その一部が現在も修道院として使われています。

ウプリスツィヘ洞穴住居跡

城壁で囲まれたこの洞窟の町には紀元前2千年紀末から人々が暮らしていました。ウプリスツィヘには、シルクロードが通っていたこともあり、岩の中に刻まれている礼拝所、市場、薬局屋、劇場、ワインの醸造所、監獄がありました。町が栄えていたことが良くわかる遺跡となっています。ジョージアにシルクロードが通っていたことを実感できる場所の一つでもあります。

ウプリスツィヘ洞穴住居跡は、観光地としても人気の場所となっており、入場料はかかりますが、見学が可能です。また、有料でガイド付きの見学ツアーも実施しています。

ワルジア遺跡

12世紀にタマラ女王により、ジョージア南部の険しい岩の中3,000以上の洞窟が作られました。町の生活に相応しいインフラが建設されました。当時、5万人も暮らしていたといわれ、800年にわたって数々の地震や侵略を経た今でも岩の中には、美しいフレスコ画や当時の生活インフラが残っております。現在も修道士が生活をしています。

ダヴィド・ガレジャ修道院

ジョージアの東南部、アゼルバイジャンとの国境沿いに広がる半砂漠の中にダヴィド・ガレジャ修道院洞窟群があります。とても神秘的な洞窟群です。6世紀にダヴィドという修道士がトビリシの都市生活から離れて、砂漠の中にそびえる岩をくり抜いて、修道院を作りました。それ以来、1,400年前の洞窟建築やフレスコ画の技術とともに、修道士の生活を垣間見ることができるユニークな場所です。

アクセス:

ウプリスツィヘ:トビリシから車で約1.5時間

ワルジア遺跡:トビリシから車で約4時間

ダヴィド・ガレジャ修道院:トビリシから車で約1.5時間

宿泊先:この地域には宿泊先がありませんので、トビリシやゴリなど近隣の地域への宿泊をおすすめします。

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